2011年2月20日日曜日

≪書評≫<アイデア>の教科書 電通式ぐるぐる思考

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〈アイデア〉の教科書 電通式ぐるぐる思考
山田壮夫
朝日新聞出版
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アイデアの作り方」(ジェームス・W・ヤング)の
電通版という感じの本です。

「ぐるぐる思考」には四つのモードがあるそうです。



①感じる
⇒あらゆる情報をとりあえず「フムフム」。
主観的に情報を判断、整理することなく、
様々な関連情報を一旦受け止めます。

②散らかす
⇒ロジカルシンキングの「拡散→収束」の
「拡散」にあたる部分です。
恥を捨てて、一人ブレストをします。

③発見!
⇒「目標―課題―アイデア」が論理的に成立するような
課題、アイデアを発見します。
課題をどう設定するかも重要です。

④磨く

⇒「目標―課題―アイデア」から「具体策」につなげます。
優れた具体策をうまないアイデアは
固執せずに見直すことが大切です。

ちなみに、この本でいう<アイデア>の定義は、
『目標に向けて、課題を解決する新しい視点』
とのことです。
思いつきとかひらめきとは少し異なります。

当たり前のことにも思えますが、
この4フェーズをそれこそ「教科書」的に
会社全体で実践していくことが重要だと思います。

いきなり④の具体策から入ったり、
「思いつき(≠アイデア)」の③から入ったり、
①をすることなくいきなり②のブレストを始めたり、
意外とそんな進め方も多い気がします。

それと重要なのは、
常に<アイデア>が求められているのではなく、
ロジカルシンキング的に導き出す解決策が
求められていることも多いということだと思います。

ロジカルシンキングと<アイデア>を
うまく使い分けできるようになりたいものです。。

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