「アイデアの作り方」(ジェームス・W・ヤング)の
電通版という感じの本です。
「ぐるぐる思考」には四つのモードがあるそうです。
①感じる
⇒あらゆる情報をとりあえず「フムフム」。
主観的に情報を判断、整理することなく、
様々な関連情報を一旦受け止めます。
②散らかす
⇒ロジカルシンキングの「拡散→収束」の
「拡散」にあたる部分です。
恥を捨てて、一人ブレストをします。
③発見!
⇒「目標―課題―アイデア」が論理的に成立するような
課題、アイデアを発見します。
課題をどう設定するかも重要です。
④磨く
⇒「目標―課題―アイデア」から「具体策」につなげます。
優れた具体策をうまないアイデアは
固執せずに見直すことが大切です。
ちなみに、この本でいう<アイデア>の定義は、
『目標に向けて、課題を解決する新しい視点』
とのことです。
思いつきとかひらめきとは少し異なります。
当たり前のことにも思えますが、
この4フェーズをそれこそ「教科書」的に
会社全体で実践していくことが重要だと思います。
いきなり④の具体策から入ったり、
「思いつき(≠アイデア)」の③から入ったり、
①をすることなくいきなり②のブレストを始めたり、
意外とそんな進め方も多い気がします。
それと重要なのは、
常に<アイデア>が求められているのではなく、
ロジカルシンキング的に導き出す解決策が
求められていることも多いということだと思います。
ロジカルシンキングと<アイデア>を
うまく使い分けできるようになりたいものです。。
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