2011年4月17日日曜日

≪書評≫シンプルプレゼン ガー・レイノルズ

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ガー・レイノルズ シンプルプレゼン
ガー・レイノルズ
日経BP社
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プレゼンテーションzen
プレゼンテーションzenデザインの著者
ガー・レイノルズ氏の新刊です。

プレゼンの準備、ビジュアル(スライドのデザイン)、
話し方について書かれあり、
とても勉強になります。

著者がシンプルプレゼンについて
聴衆の前でプレゼンテーションを行っている
DVDもついています。
(その一部がアマゾンのページで見れます)


この本によると、
箇条書きを多用した
複雑なスライドを用いたプレゼンのことを
パワーポイントによる死」と言うそうです。

タイトルの通り、
「シンプル」であることが重要とのこと。

レオナルド・ダ・ヴィンチの
こんな言葉も引用されています。

"Simplicity is the ultimate sophistication."
-Leonardo da Vinci

めっちゃいい言葉ですね。

この本を読みながら、
自分の企画書は割とシンプルだぞ
なんて思っていましたが、
単純化(Simplistic)とシンプル(Simplicity)は似て非なるもの
という話があり、ハッとしました。

自分の企画書は単純化されているだけかも、、と。


他にもいろいろと勉強になる話が詰まっていますが、
一点だけ注意した方がいいことは、
この本で言っているプレゼンと、
我々広告会社の人間が
日々行っているプレゼンは、
「≒」だということです。

その違いは何かというと、
後者は、プレゼンの企画書が、
プレゼン後に一人歩きするということです。

もっとも多いケースは、
我々がプレゼンする相手は、
最終のDecision Makerではないということで、
プレゼンを受けた担当者は、
その上司や社長など別の人に
またプレゼン(説明)をしなければならないのです。

もちろん企画書をシンプルにすることは重要ですが、
プレゼンを受けた担当者が、
後で同じようにプレゼンができるように、
ある意味「読めばいい」部分も残してあげることも
重要だと思います。

まぁ僕がそれを心がけているのは、
いざ自分がプレゼンをするときに、
話す内容を忘れてしまいそうで怖いから、
というのも大きな理由ですが。。

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