2011年5月7日土曜日

≪書評≫新しいPRの教科書

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新しいPRの教科書
新しいPRの教科書
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「ザッポスCEO トニー・シェイ推奨!」
というコピーに惹かれて買いました。
GW前に読んだ本です。

PRの本と思いきや、
これは、ソーシャルメディアの本ですね。

簡単に言うと、
「これまでのPRから変わらなければいけない」、
という話で、これからはもっと、
「ソーシャルメディアを活用せよ」とのこと。

明確にはわかりませんが、
日本とアメリカでは、
「PR」や「PR会社」の役割、範疇が、
微妙に異なるのだと思います。

日本でもソーシャルメディアに力を入れている
PR会社はありますが、そうなってくると、
「PR会社」と「広告会社」の違いは、
よりあいまいになってくると思われます。

今でもたまに、
競合コンペでPR会社が競合になることはありますが。

つまりは、
「PR会社」か「広告会社」か、とかではなく、
企業のコミュニケーション全体を考えてくれるのは、
誰なのか、ってことだと思います。

この本の中で、
1949年に、アメリカの政治学者、
ハロルド・ラスウェルが提唱した、
コミュニケーションモデルが紹介されています。

・誰が(Who)
・何を(Says what)
・どうやって(In which channel)
・誰に向かって言い(To whom)
・どんな結果が生まれるのか(To what effect)

さらに、これに対して、
ソーシャル化が進んだ現代においては、
次のようになるのではないか、
と著者は述べています。


・誰が(Who)
・何を(Says what)
・どうやって(In which channel)
・誰に向かって言い(To whom)
・どんな結果が生まれるのか(To what effect)
・それから誰が(Then who)
・何を聞き(Hears what)
・誰が何を(Who shares what)
・何の目的で共有し(With what intent)
・どんな結果が生まれるのか(To what effect)

つまり、「Share」の部分まで、
コミュニケーションをデザインすることが重要だ
ということだと思います。

「どんな結果が生まれるのか?」「それから誰が?」
って重要ですね。覚えておきます。


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