2012年2月5日日曜日

金持ちになるために必要な2つのこと(『金持ち父さん 貧乏父さん』を読んで)

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金持ち父さん貧乏父さん
ロバート キヨサキ シャロン・レクター(公認会計士)
筑摩書房
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「超」が付くベストセラーなので、
読んだことがある人も多いと思いますが、
この本は若いうちに読んでおくべき一冊だと思います。

別にお金持ちになりたくて
この本を読んだわけではないのですが、
ここ最近、「お金」とか「金融」とか「経済」といった
ものに対してあまりにも無知な自分に、
漠然と不安を感じるようになり、今年は少し、
広告・マーケティング以外のことも勉強しようと思い、
そのとっかかりとしてこの本を読んでみました。


この本を読んではっきりしたこと。
それは、お金持ちになるためには、
以下の2つのことを実践しなければいけない
ということです。

(1)金持ちになりたければ、お金について勉強しなければならない。

言われてみれば当たり前のことですが、
改めて自分の人生を振り返ってみると、
小学校から大学までいろんな勉強をしてきたのに、
「お金についての勉強」なんて、
全くと言っていいほどしてきませんでした。
この本にも書かれていますが、
自分がお金を稼ぐために持っている唯一の技術は、
「一生懸命働くこと」だけなのです。

中流以下の人間はお金のために働く
金持ちは自分のためにお金を働かせる

これがこの本の中で「金持ち父さん」が教えてくれる
「第一の教え」なのです。

では、具体的に何を勉強すればいいのか。
作者が「ファイナンシャル・インテリジェンス」と呼ぶ
お金の知識は、下記4つの分野の知識から
成り立っていると説明されています。

①会計力
②投資力
③市場の理解力
④法律力

一応、広告の仕事をしているので、
③はこれまでも関心をもっていた分野ですが、
それ以外は、恥ずかしながら、
これまでかなり遠い世界にあったものです。

最近よく感じるのですが、
お金の世界というのは、
無知な人が損をする仕組みになっている気がします。
日本では特に、
「お金の話」をするのははしたないこととされていますが、
その弊害は想像以上に大きなものになっている
気がしてなりません。

親や学校が教えてくれないのであれば、
自分自身で勉強するしかないので、
少しずつでも始めてみようと思っています。


(2)資産と負債の違いを知り、資産を買わなければならない。

中流以下の人は、「負債」にばかりお金を費やし、
金持ちは、ただ「資産」を買うことにお金を費やす。
それが、この本の主張です。

資産と負債の違いについては、
以下のように定義されています。

資産は私のポケットにお金を入れてくれる
負債は私のポケットからお金をとっていく

実にシンプルですが、
世の中には、負債にばかりお金を使う人がほとんどです。

では、資産とは具体的に何を指すのでしょうか。

1.自分がその場にいなくても収入を生み出すビジネス
2.株
3.債権
4.投資信託
5.収入を生む不動産
6.手形、借用証書
7.音楽、書籍などの著作権、特許権
8.その他、価値のあるもの、収入を生み出すもの、市場価値のある物品など

以上が、作者が「本当の資産」と考えるものです。

そして、大切なのは、「自分が一番好きな資産」、
つまり興味関心を持続できる資産を手に入れることだそうです。
ただし、これを行うのは、
(1)で述べた、お金に関する知識を
十分に得た上での話です。
(ちなみに持ち家は資産ではなく負債だと書かれています)

これは個人的な意見ですが、
上記の中でも初心者が一番とっつきやすいのは、
投資信託ではないでしょうか。

自分が今唯一保有している資産は投資信託です。
投資信託を始める前には、わずかですが、
以下の本などを読んで勉強しました。

お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)
10万円から始める投資信託入門―初心者のための買い方・売り方ガイド
投資信託にだまされるな!—本当に正しい投信の使い方


投資的な話には賛否両論あると思います。
お金が全てじゃないですし、
この本にも書かれている通り、
金持ちになれば全てが解決するわけでもありません。
ただ、「お金の知識」は持っていて損はないですし、
今の日本人には、圧倒的に不足しているのも
事実だと思います。

ということで、今年は、そういった関連の本も、
たまには読んでいこうと思っています。

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