レイ・A. クロック ロバート アンダーソン 野地 秩嘉 孫 正義 柳井 正
プレジデント社
売り上げランキング: 3660
プレジデント社
売り上げランキング: 3660
ユニクロの柳井さんとソフトバンクの孫さんが
二人並んで「これが僕たちの人生のバイブル」
と書かれた帯に惹かれてこの本を読んでみました。
この本を読むまで、
正直、マクドナルドの創業者レイ・クロックという
人物のことは全く知りませんでしたし、
マクドナルドという会社が
どのようにして生まれたのかも知りませんでした。
レイ・クロックがマクドナルドのビジネスを始めたのは、
意外にも、彼が52歳の時で、
しかもそれまでは、飲食業に携わっていたわけでもないのです。
マクドナルドというお店が、
創業者のレイ・クロック自身が一から始めたお店ではなく、
もともとは「マクドナルド兄弟」が営んでいた
小さなお店だったということさえも知らなかった自分にとっては、
まさにこの「アメリカン・ドリーム」なストーリーが、
非常に興味深く、読んでいて楽しいものでした。
①仕事を楽しむ
この本を読んでいて一番感じたのは、
「レイ・クロックは本当に仕事が楽しくて仕方ないんだろうなぁ」
ということです。
レイ・クロック曰く、
仕事とは、その人の人生にとって
ハンバーガーの肉のような存在である。
『仕事ばかりして遊ばなければ人間駄目になる』
という格言があるが、私はこれには同意しない。
なぜなら私にとっては、
仕事が遊びそのものだったからだ。
彼が特に楽しんでいたのは、
メニュー開発と新店舗の不動産開発だったそうです。
仕事なので、何から何まで「楽しい」というのは
なかなか難しいことだとは思いますが、
少なくとも、今自分がやっている仕事の中で、
「これをやってる時が楽しい!」というものは
しっかり持っていたいし、
それが一つもない仕事は、
続けるのが非常に難しいだろうな、と思います。
②リスクをとる
幸せを手に入れるためには
失敗やリスクを超えていかなければならない。
床の上に置かれたロープの上を渡っても、
それでは決して得られない。
リスクのないところには成功はなく、
したがって幸福もないのだ。
なかなか突き刺さる言葉だなぁと思います。
最近やたらと投資の本を読んでいたのですが、
投資の世界では、「No Risk, No Return.」
というのが基本原則です。
それはビジネス、仕事においても
一緒かもしれません。
失敗を恐れず、リスクをとる。
簡単ではないけど、必要なことだと思います。
③やり遂げる
印象に残っているレイ・クロックの言葉を
最後にもう一つ。
やり遂げろ
―この世界で継続ほど価値のあるものはない。
才能は違う
―才能があっても失敗している人はたくさんいる。
天才も違う
―恵まれなかった天才はことわざになるほどこの世にいる。
教育も違う
―世界には教育を受けた落伍者があふれている。
信念と継続だけが全能である
確かに、
継続ほど価値のあるものはないと思います。
ただ、何でも「継続」すればいいという
ことでもないと個人的には思います。
レイ・クロックの言葉にあるように
「信念と継続」つまり、
「信念をもってやり遂げること」が重要であり、
レイ・クロックにとってのマクドナルドがそうであったように、
「信念をもってやり遂げたい」と思える何かを
見つけることが重要なのだと感じました。
RSSリーダーで購読する
0 件のコメント:
コメントを投稿