2012年5月6日日曜日

自分の欲求を知り、幸せな人生を送る(『本当に欲しいものを知りなさい』を読んで)

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本当に欲しいものを知りなさい―究極の自分探しができる16の欲求プロフィール
スティーブン リース
角川書店
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この本はもう何年も前に読んだ本ですが、
GWに改めて読み返してみました。

ちなみに、今までいろんな本を読んできましたが、
この本は、その中でもかなり上位に入る
お勧めの一冊です。

この本の趣旨としては、まず、
あなたの「基本的欲求(=本当に欲しいもの)」が
何なのかを知ることが重要で、その基本的欲求を、
仕事や家庭生活などを通じて満たしてあげることで、
幸せな、生きがいのある人生を送れる、ということです。

<16の基本的欲求>
基本的欲求は以下のように大別されます。

●力   ●独立 ●好奇心 ●承認
●秩序  ●貯蔵 ●誇り  ●理想
●交流  ●家族 ●地位  ●競争
●ロマンス●食  ●運動  ●安心


たいていの人は、
これらの基本的欲求の中でも、
ほんの2つか3つの欲求に強く刺激されるそうです。
それがあなたの「本当に欲しいもの」です。

この本にはそれぞれの欲求ごとに、
いくつかの質問が用意されており、
この本を読めば、あなたの
「本当に欲しいもの」が何かを知ることができます。
(上の16個を眺めてもはっきりとはわからないと思います)

自分の基本的欲求が何かをしっかりと認識し、
その欲求がどうしたら満たされるのか
日々意識することができれば、
著者が言うように、非常に有意義な人生が送れる気がします。

また、この本に書かれているもう一つの重要なことは、
自分のまわりにいる人の基本的欲求を知ることも
非常に意義があるということです。

人それぞれ、基本的欲求は異なります。
つまり、自分にとって最高のものが
別の人にとっても最高のものであるとは限らないということです。
しかし、人はしばしば自分の価値観を
他人に押し付けてしまうことがあります。
人の基本的欲求を知ることができれば、
本当にその人と理解し合えることにつながるはずです。


ここからは自分の備忘録的なものになってしまいますが、
この本によると、
僕の「本当に欲しいもの」は以下の3つです。

●力  ●好奇心 ●秩序


以下、この本からの一部抜粋です。

【力】
この欲求が強い人は、
なにかを達成したり指導力を発揮したりすることで、
幸せを感じることができる。
仕事やキャリアで成果を上げると、
自分に力(影響力)があることを感じたいという
欲求が満たされる。
力への欲求が強い人は野心的で、
自分にやりがいのある目標を掲げる。
大きな目標を掲げながら働いたり、
目標について考えたりするだけでも、
力への欲求は一時的に満たされる。

【好奇心】
この欲求が強い人は、
知識や情報を得ることで、好奇心が満たされ、
幸せを感じることができる。
旅行をする、市民講座を受ける、読書の時間をつくるなど、
自分の知識を増やすことで、この幸せは増大できる。
仕事を通じてなにかを学ぶ方法には、
出張で知らない場所に行く、新しい技能を習得する、
情報を収集して分析することなどがある。

【秩序】
この欲求が強い人は、毎日の生活が自分の望み通りに
秩序立っていれば、安心した気持ちになれ、
幸せな生活を送れる。いつも通りの行動をとる、
日課をつくる、いろいろな活動の計画を立てることなどで、
秩序を保ちたいという欲求を満たすことができるだろう。
この欲求は、なにかを組織したり、計画を立てたり、
スケジュールを管理したり、細かいことに気を配ったり、
規則を守らせたり、儀式的なことを行う必要のある
仕事に携わることで満たされる。
この欲求では整然とした状態も志向するから、
整頓された清潔なオフィスで働くことでも、
秩序立った感覚やものごとの予測がつくという
感覚を味わえるだろう。

確かに自分は、
目標を立ててそれを達成することにやりがいを感じるし、
本を読んで、知識や情報を得ることも好きだし、
計画を立てたり整理整頓することも好きです。

そんな自分の基本的欲求を多く満たすことができる
人生目標を立て、日々過ごしていければいいなと思います。

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